
第306話 真の裁定者!!の巻
遊戯王の審判かと思うタイトルでしたが、そんなわけありません。

てか、これ絶対正義くるやん……。マジ……?

アリステラとアタル
前回、実体化したサタンの攻撃で致命傷を与えられそうになったアリステラですがアタルの身体を張ったことによりなんとか致命傷を避けたという絶望からのスタートです。このマンガの強キャラであるアタルとアリステラが同時に吐血という凄まじい絵面です。
実は実体化出来たことで先々週話題になったサタンはドヤ顔です。自分の制裁を止めることなどできようはずがないと凄く楽しそうです。7人の悪魔超人編から登場しているのに初戦闘シーンですからね。何十年温めてんねん。
サタンの足元にはアタルとアリステラが重なって倒れています。アリステラはアタルに助けられたことに疑問を投げかけるもアタルはここで死なせるわけにはいかないと吐血しながらも断言します。かっけーよアタル……。マジで死にそうなんだがロビンやフェニックスに続いてアタル死亡とか見たくないところです。
アリステラの見込みでは丈夫そうに振舞っているが限界に近いと悟っていますが、アタルはそれでもアリステラよりはマシだと立ち上がります。フェニックス戦の結末みたいにアタルが捨て石になるつもりなのが伝わってきます。
「ならオレがやる」「相手が神であろうと悪魔であろうと」「関係ない!」そう呟きながらサタンと対峙します。
やっぱりサタンも神と同格なのだとしたら1憶パワーなのでしょうか……?8600万のアリステラとの差は1400万パワーと過程してもそこまで大きな違いとは思えませんが……。ロビンなんかマリポーサに天罰の力があったとはいえ勝ってるからなぁ……。
そんなアタルを見たサタンは自分の邪魔立てをする者は死あるのみとアタルとも戦う姿勢を見せます。
「さっきの虫けらといいお前といい愚かの極み」「ならばお前も一緒に処刑してやろうむごたらしくな」と指をさすサタン。またマリキータは虫けら呼ばわりです。てんとう虫ってだけでディスられ過ぎです。むごたらしくを漢字ではなく平仮名で書かれてあり若干子供っぽい格好付けに見えなくもないサタン。惨たらしくの方が威厳があったと思います。
アタルは左腕を前に出し、いよいよアタルとサタンの一戦が始まろうとしていたところ……!?
裁定者降臨!?
【待てその者の相手はお前たちではない】とアタルを静止する天からの声。なんとピカーと光が差し込みます。

くるわ……。これくるわ……
そんな読者の心を読むかの様に天秤を持った懐かしい始祖が降りてきます。
バサッとマントを広げたのは3階のバカジャスティスマンです。衝撃的な登場にサタン、アタル、アリステラにソ連でモニター越しのスグル、ミート、パイレートが驚愕します。
しかし、読者視点だと数年振りの表舞台ですがスグル達からすればテリーマンの試合を放棄してわずか1ヶ月後にまた現れるというね……。テリーマンのまた会えるよなから早すぎる表舞台です。テリーマンも多分モニターから見ていて驚愕している筈です。
サタンが「ほほうこれは面白いヤツが現れたものだ」と旧知である様な口ぶりでジャスティスマンに語り掛けます。
ですが空気の読めないジャスティスは「こんなものが出てきた以上お前たちの出る幕ではない」とアタルを諭します。

こんなもの呼ばわりされた挙句ガン無視されるサタンワロス
サタンワロスが何故かサタンクロスに見えた私は疲れてるのかもしれません。
「今こそ我々の出番だ」「ここは私に任せるがいい」と六槍客戦では静観を決め込んでいたジャスティスが今回は出張って来ます。
アタルも面識は無いもののジャスティスマンの存在は知っている様ですが、闘いを放棄したと聞いたと語っていますので直接モニターで観ていたわけでは無い感じ?残虐の神からの知識でしょうか?
ジャスティスはアタルを同胞シルバーマンの子孫キン肉アタルと呼びます。前の試合を放棄したのを認めるも闘いそのものの否定ではなく新たな超人世代との闘いだけを放棄しただけで、旧世代の存在は野放しには出来ないと余程サタンとの因縁がある様子を見せます。
あー、だから六槍客との闘いには首を突っ込まなかったわけか。ザ・マンの新世代超人の粛清自体はもうする必要が無いわけですしね。
サタンに対して旧世代の遺物だの最低の部類、負の遺産など好き放題言いまくるジャスティス。本来、こういう存在相手を始末するのが完璧超人始祖の任務であるのを語ります。君、ザ・マンの元から逃げただけで始祖辞めてないのね……。
言われっぱなしのサタンは元は下界の一超人にすぎなかったはずのザ・マンの手下ごときと見下ろして反論します。それをジャスティスは「黙れゴミ屑」と今日一辛辣な言葉を投げかけます。まあ、これまでのサタンもゴミ屑みたいな存在でしたのでぐうの音も出ません。
ジャスティスマンがアタルとアリステラを庇う様にリングを降りろと促します。
それにアリステラが噛みつきます。始祖は先祖代々の仇敵ですからね。それを何故オメガを救うのか問いかけます。
そこにかっこいい言葉が来ます。「単純なこと、お前の先祖は罪を犯した」「だから裁いた」「だが罪人の子孫は罪人ではない」と言い切ります。
ザ・マンは超人全ての味方という言葉はここに繋がるわけですね。
これをII世のヒカルドへ届けたい言葉です。II世世界でも生きてるのかな始祖連中?死んでないなら不老不死ですので生きていることになりますが。
アリステラは納得して後で話をしたいと語り、ジャスティスが頷きます。……でも敵わないんだろうなぁ……。
アタルはサタンの相手をジャスティスへ任せて引いてリングから離れます。
空気を読まないサタンはジャスティスが試合する流れになっているのなんか知ったこっちゃないと言わんばかりに「勝手なことを!誰が生かして逃がすものかーっ」とブチ切れます。本当に頭の思考が無惨そのもので笑う。
それを押さえつけるジャスティス。
「誰が?決まっているだろう」「この私が逃がすのだ”正義”の名の下に!」とサタンに反論し、ここに3階のバカとゴミ屑の試合が開始されます。
総評
マジか!?ジャスティスマンとサタンが戦うなんて予想が建てられていたわけですが本当に始まってしまうとは……。
これもまた長尺な試合になりそうですね……。
リング外に落ちているブロッケン何やってんだろう……?
もしこのリングで戦うことになったら刺さっているまんまのマリキータの身体を動かしたインチキ試合とかしてきそうだよねサタン……。
絶対サタンが勝つ流れになりそうですがどうなるんだろう……?
まさか最初こそ正義の五本槍とかいうがっかり感から始まりましたが(あれもあれで好きな流れでしたが)、四王子、アタル、始祖まで関わってくる章になるとは……。
後はサタンの因縁がもっとも強い悪魔超人に悪魔将軍もこれからどんな形で絡むのか。
ロビン復活も本当にこの章でやるのか不安になってきますね!
サタン編完結に後何年掛けるのだろうか……。来週も更新あります。期待していましょう。
今回はこれで終わります。ありがとうございました

コメント