

悪役令嬢ものの走りと言われている乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…のスピンオフである破滅寸前編が11月より始まったのでレビューしていきたいと思います。略してはめふらです

本編すらレビューしたこと無いのに……

私、この作品めっちゃ好きなんですよ!コミカライズ版から読みだして気になってweb版にラノベも読んでます!悪役令嬢という響きが良いですね!ちょうどお嬢様もよくよく見れば悪役令嬢に……無いか

うわ、むかつく

金田一少年の事件簿のおかげで昔から悪役の美少女という存在そのものが大好きです。美少女がクズってギャップが良くないですか?

そんなニッチなことはどうでも良いです。しかもこの作品むしろ主人公がぐう聖ですし

前世を思い出す
FORTUNE LOVERというゲームの主人公であるマリアへカタリナ(本編主人公)と取り巻きの集団で嫌がらせをしているシリアスなところからスタートです。
本編の仲良さを知っているだけに正史のこの時間軸をは本編に思い入れがある人程辛いものがあります。
当然ながらマリアを虐める集団にはメアリもソニアも不在であります。
ほんの些細な奇跡がここまで本編とズレてしまうのは恋愛ゲーム歴の長い通りすがりのメイドとしては中々考えさせられるものがあります。
マリアは平民ながら光の魔力という特別な力を持った存在として貴族が多く存在するこの学園では僻みの対象にされてしまい虐め・嫌がらせを受けています。
その首謀者は我らが主人公のカタリナ様です。
本編ではむしろ虐めから救っている立場のカタリナが虐める側へと回っている状況。

上手いなあこういう設定……。スピンオフが開始する前からずっと楽しみにしてました
自作したマフィンを最初に食べてくれたカタリナ様からマフィンを床に叩きつけられて踏まれてしまいます。
そのままドヤ顔で煽ってきます。
楽しそうでウキウキなカタリナ様。
カタリナ様の見せる悪役顔も本当に大好きです。
取り巻きからはクスクスと笑われマリアに悪意を見せます。
そんな時に自分で落としたマフィンを踏んでしまった為にカタリナ様はそれに転んでしまいます。
自業自得でしたがそれに目を回すカタリナ様。
……あ、これ来るわ。
カタリナ様の脳裏に夜更かしした末に急いでしまい車に轢かれて亡くなってしまうという過去を思い出します。
ぶっちゃけこの時点でカタリナ様の生存フラグが建ちました。
本編ではこれより9年前に前世を思い出しているのですが、果たしてこの時点で前世を思い出してどうなるのかと期待させてくれますね!
ジオルドからは塩対応され、キースとは家族ぐるみで不仲、アランとニコルとソニアとはそこまで接点は無いのかな?
メアリには快く思われていないという本編とはかけ離れた人間関係が既に構築されているのですがどうするんだろう?
アンに至っては既にカタリナ様の手から離れて変態親父の手に渡っている筈ですがどう描写するんだろう?
こっちのカタリナ様も我侭な自分に都合よく動いてくれるアンを手放さなかったくらいの救いは欲しいものです。
アンのイメージで神出鬼没キャラをよく演じる新井里美さんのイメージを持っているのですがカタリナ様以外のキャストっていつ発表なんだろう……?
こうして、こちらのカタリナ様にも野猿の記憶を引き継ぎアップデートされました。

勝ったな
カタリナの反応
記憶に混乱しながら心配そうにするマリアが視界に入ってきます。
このマリアの不安そうな描写はもっと自分に酷いことをされるかもしれないという不安なのか、純粋にカタリナを心配しているのか。
後者だとすればどんだけ聖人なんだよとも思いますが多分前者で間違いないと思います。
だが、混乱しているカタリナは後者と受け取ったんだろうな……。
なんとなくわかる。
混乱しながら辺りを見回して転がっているマフィンに酷いことをとか考えてるけどあんたですよw!
というか混乱しているだけで記憶が無くなったわけでもないのでマフィンを踏んだ自分を思い出します。
そして……土下座!
本当に野猿の育ちの良さがわかるシーンです。
マリアも取り巻きもポカーン( ゚д゚)状態。
マフィンを踏んだことを謝りながらお菓子大好き野猿が反応して見事に食べきってしまいます。

結局ジオルドルートのフラグをへし折っているカタリナ様

状況は違いますが本編同様結局最初にマフィンを食べてくれたのはカタリナ様なんだなって……
カタリナの描写を知るわけもないマリアが何が起きたのかわかっていないので目を丸くしますが、そこへカタリナが謝罪します。
取り巻きに心配されながらカタリナは引いていきます。
その様子をジオルドが影からこっそりと見つめているのでした。
周りの反応
次の日、ジオルドがカタリナの様子がおかしいことに疑問を持ちますが単純人間なんだから大丈夫だろうとサラっと流されます。
どっちのカタリナ様も単純なのかw
作画のせいかちょっと本編より若く見えるジオルドですが、特に違和感はありません。
考えていると昨日の被害者だったマリアと出くわします。
婚約者が迷惑を掛けたことを謝罪するジオルドですが、そちらよりもマリアも突然変わったカタリナに対し不安になっています。

あー、この反応の違いが心に来るなぁ……。本編ならまたカタリナの魅力が周りに伝わっているシーンになるのにジオルドとマリアの両方から頭がおかしくなったと思われていて2人には好意を感じるシーンが一切ありませんからね

まあ2人からすれば自分でマフィンを落としたのに自分で踏んで転んで突然マフィンを食べだしていきなり謝られただけの頭おかしい人にしか見えてませんから仕方ないですね
整理パート
この辺は本編のおさらいシーンである。
自分が亡くなる直前までプレイしていたゲームの悪役令嬢に転生していたのに気付くといったものである。
マリアが主人公であり、ジオルドルートとキースルートに突入されるとハッピーエンドでもバッドエンドでもカタリナには破滅フラグしか無いと気付きます。
しかもその期限は残り1年!
もっと早く思い出せていたらとはめふら本編をメタとして皮肉ったところで終わります。

破滅寸前編のキースは既にチャラ男で義姉に虐められて育ったという現実はひっくり返せないのですが今後どう関わってくるのだろうと楽しみにさせる展開でありますね。興味の沸いた人はこのリンクから飛んでみてください

ネットでは本編をジオルド、こちらのスピンオフではキースとくっつくんじゃないかと言われておりますがどうなんでしょうね?

なんか表紙ではジオルドとキースが目立ってたからそっちがメインになるんじゃないかとは思ってます。キースルートも可能性として残ってると思いますよ。チャラ男キースの本編登場が期待されます。今回はこれで終わります。ありがとうございました!本編が気になった方は下のリンクをチェックしてみてくださいね
こちらの記事である破滅寸前編はまだ単行本になっていません。
この作品の本編が気になった方はこちらから試し読みが出来ます。

コメント